人生100年時代と言われていますが、定年退職後の生活はどうなってしまうのでしょうか?
今後、年金の受給開始年齢は70歳になるのではないかと言われていますし、年金制度自体が破綻するのではないかという説も専門家の間では言われているとこです。
こうなったら、自分で何とかするしかありませんよね。
この記事では、退職後の働き方や副業につい解説していきます。
退職後の働き方(雇用延長・アルバイト・起業)
仮に60歳で会社を退職した場合、大きくわけて3つの選択肢があります。
- 雇用延長
- アルバイト
- 起業
雇用延長は今働いている会社でそのまま働き続けることです。
アルバイトは高齢でもやっていける仕事を探して時給労働することです。
最後の起業ですが、これは自分で商売をして、上手くいけば法人化をして稼ぎ続けるということになります。
雇用延長の現実
一見すると、雇用延長は一番良い選択肢のように思えますよね。長年勤めた会社でさらに働けるのは安心感があります。
でも、実際はそんなに甘い話ではないんです。
それは、給料が下がる場合があるということです。これは大手のメーカーなどでよく聞く話ではあります。
雇用延長の時は、一度雇用契約を解除して再雇用契約を結びます。この時に提示される金額というのは、元の給料よりも低い場合が結構あるんです。
中には4割も減ったという人も実際にいます。
雇用延長した全ての人の給料が下がるわけではなく、同じ給料で働ける人もいますが、そういう人は非常に専門的な仕事をしているんです。資格や専門的な技術があるかどうかがポイントなんです。
ですが、現実的に考えて、多くの人は雇用延長で給料が減る場合が多いでしょう。全ての人が高度なスキルを持ち合わせているわけではありませんから、こればっかりは受け入れるしかないのかもしれません。
サービス業を中心として、雇用延長の制度を設けている企業はありますが、そのほとんどが65歳までの延長です。
66歳以降も働ける企業というのは約28%しかないんですね。
もし、年金の支給が70歳からになったら、66~70歳までの5年間はどうすればよいのでしょうか?
これはちょっと深刻な問題です。
アルバイトはどうなの?
定年後は年金とアルバイトで生活ということを考えている人は多いです。年金が15万くらいあるからアルバイトで10万稼げば、25万で十分に暮らしていける。こういう計算をしているんですね。
ただし、アルバイトは思った以上に大変だったという声を実際に聞きます。
まず、60歳以上でも働ける仕事というものが限られています。事務職などのホワイトカラーの仕事はあまりなく、警備員のような体を使う仕事が多いのが現実です。なので、正社員時代の仕事内容にこだわらないで、アルバイト探しをするべきかもしれません。
加えて、職場の人間関係も大変です。同僚や上司を含めて、ほとんどの人が年下ということが多く、話が合わなかったり、変に気を使われたりして逆にこちらが疲れてしまうなんてこともあるんです。
起業は一番難しい
定年後に自分の経験やスキルを活かして起業するという選択もあります。でも、起業は一番難しいというのが現実なんです。
僕の知り合いに会社を辞めた後に事業をやって失敗した人がいます。公共事業をする会社の役員をやっていたんですけど、その会社を辞めてうどん屋を始めたんですね。
店をオープンさせて1ヶ月後くらいに、「うどん屋を始めた」という連絡をもらったんです。その時に「食べに行きたい」と言ったんですが、「始めたばかりだから、半年くらいしたら来て」と言われました。
結果どうなったかというと、食べに行く前にそのうどん屋は潰れてしまったんです。おそらく退職金をつぎ込んで、うどん屋を始めたんだと思います。それが半年でパーです。
その人は今はタクシーの運転手をやっていますが、収入は役員をやっていた時よりもかなり下がっているでしょう。
飲食店や小売などのリアルビジネスは、利益率が低い割に初期費用がかかるので、ビジネス初心者には全くオススメできないんです。
副業はリクスなく始められる
雇用延長やアルバイトや起業など、退職後の働き方はいろいろですが、どれもリスクがありますし、これらの働き方だけに頼っていたのでは、むしろ不安定と言えます。
そこで、オススメなのがリクスのない副業でしょう。
リスクが最も少ない副業といえば、インターネットを使った副業になることは間違いありません。
もうすでに、大手企業の中にも社員の副業を認めている会社は多くありますし、60歳以降の人生を見据えて副業を始める人はたくさんいます。
会社員時代から副業を続けていて、実は給料以上の副収入を得ている人もいますし、退職後は雇用延長やアルバイトをしながら副業をして、さらなる収入アップを目指す人もいます。
副業で稼いでいる人は何をしているのかというと、アフィリエイトや在宅ワークになります。
□アフィリエイトとは?
アフィリエイトとは、ブログに広告を掲載して、その広告から商品が売れると、報酬が得られるビジネスのことです。
□在宅ワークとは?
在宅ワークとはネットで仕事を受注して、成果物を納品することで報酬が得られるビジネスのことです。記事作成やアンケートなどさまざまな種類の仕事があります。
これらは場所や時間に縛られることなく作業ができるので、会社勤めの人やアルバイトをしている人には特にオススメの副業です。
副業をやるために会社を辞めたり、アルバイトを辞める必要なんて全くありません。
アフィリエイトも在宅ワークも簡単に始めることができて、お金もほとんどかかりません。
パソコンとインターネットがあれば、リクスもなくすぐに始められます。
保険としての副業(本業+副業が最善)
定年後に雇用延長をしたりアルバイトをしても、正社員だった頃とくらべると不安定な立場になってしまうのは否定できません。
アフィリエイトや在宅ワークはノーリスクで始めることができるので、会社に在籍している時から副業の準備をすることは老後の保険にもなるのです。
準備といっても難しいことは全くありません。
アフィリエイトならASPという広告を紹介する業者のサイトに登録したり、在宅ワークならクラウドソーシングサイトという仕事を紹介するサイトに登録するだけです。どちらも、無料で登録できます。
アフィリエイトのASPでオススメなのが、業界最大手のA8です。A8は広告の種類も多く、初心者の人向けの説明も充実しているので、最初に登録するASPとしては最適です。
在宅ワークだと、クラウドワークスがオススメです。クラウドワークスも在宅ワークのサイトとしては業界最大手になります。仕事の種類や案件が豊富で、こちらも初心者向きと言えます。
登録だけしておくことも可能です。これらの副業は自分の好きな時にできるので、今始めるつもりがなくても、とりあえず登録だけ済ませておくとよいでしょう。
副業は早く始めたほうが得
とりあえず登録だけしておくこともできると言いましたが、できるなら早く始めてしまった方がメリットがあります。
どうして早く始めたほうが良いのか、それぞれ説明します。
アフィリエイト
アフィリエイトをやる場合、ブログの読者(アクセス)はグーグルの検索から集めることになります。
ここで重要なのは、自分のブログが検索結果の上位に表示されるまでには、とても時間がかかるということです。条件にもよりますが、3~6ヶ月はかかるとみておいた方が良いでしょう。
逆に考えれば、退職する3~6ヶ月前からアフィリエイトを始めておけば、退職後はブログにアクセスがある状態になり、非常に有利になります。
ブログを始めて3~6ヶ月の間はアクセスがない状態でも記事を書き続けなければなりません。アクセスがないのに記事を書くというのは思った以上にキツイ作業になります。正社員という安定した身分の時に、この期間を経験しておいた方が精神的には楽です。
なので、退職後にアフィリエイトを始めるのではなく、会社員の時にブログを開設して記事をある程度書いておいた方が絶対に良いのです。
これが、アフィリエイトを早く始めるべき理由です。
在宅ワーク
在宅ワークは仕事を受注して納品すれば報酬になります。ですが、単価の高い仕事は初心者の人ができないようになっていたりするのです。
仕事を発注する立場になって考えればわかりますが、時給換算で2000円を超えるような作業を信用のない人には任せられないですよね。
在宅ワークは相手の顔が見えないからこそ、信用が非常に重要です。稼げる仕事を受けるには、ある程度仕事をして実績を作るしかありません。
つまり、会社員の時に初心者でもできる仕事をやって信用を作っておくと、退職後はスムーズに在宅ワークをすることができるのです。
これが、在宅ワークを早く始めるべき理由です。
アフィリエイトがオススメだけど一人じゃ厳しい
副業としてアフィリエイトと在宅ワークを紹介しましたが、どちらに取り組むべきなのでしょうか?
いろいろな視点が考えられますが、収入という点で考えれば、アフィリエイト一択になります。
在宅ワークは仕事の受注・作業・納品をすべて自分でやる必要があります。
これに対して、アフィリエイトは稼げるようになったら記事の作成を外注することで、自分は作業から開放されるのです。
人生100年時代で、60歳を超えても働きたいという人もいるかもしれません。しかし、アフィリエイトのような変化の激しいビジネスを自分だけで続けていくのは大変なことです。
まずは、副業として始めてみて、なるべく早く記事作成は別の人にやってもらうことが長く続ける秘訣です。記事作成の外注はクラウドソーシングサイトでできます。
なるべく早くアフィリエイトを始めて、自分が作業しなくても収入を得られるような仕組みを作ってくことが長く続けるコツです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。