どうも、管理人のX(エックス)です。
オンラインサロンが流行っています。
僕からすれば、情報商材と同じにしか見えないのですが、ネットに不慣れな人や社会経験が少ない人はコロッと騙されてしまうみたいです。
僕の知り合いでオンラインサロンに入っていたという人がいて、その人の話しを聞くことができたので、その話を紹介したいと思います。
最初に結論を言っておくと、「オンラインサロンは闇」です。
では、知り合いの話を紹介します。
【体験談】ブラック企業も真っ青なオンラインサロン
まずは、知り合いの紹介から。
- 名前:TKさん
- 年齢:20代
- 仕事:会社員(ITの下請け&ややブラック)
- サロン入会期間:2018年5月~2018年9月
- 性別:男性
TKさんは僕の地元の後輩の後輩の知り合いです(笑)。まぁ、完全な他人なんですけど、忘年会で一緒になって話を聞くことができました。
IT系の下請け&常駐の会社に勤めていて、安月給と社長の横暴な態度にメンタルがボロボロになっていました。
別の記事でも書いたんですが、サロンとか情報商材に引っかかってしまう時って、精神的に弱っている時なんですよね。
サロンの主催者が「脱社畜」とか言うのも、ブラック企業で消耗しているサラリーマンを狙っているからです。
では、具体的な話を書きます。
元サロン生が入っていたサロン
TKさんが入っていたサロンはよくあるお金稼ぐ系のサロンです。
- 会費:3,000円
- 目的:お金を稼いでサラリーマンを辞める
- 内容:主催者からのコンテンツや質問
とまぁ、こんな感じです。オンラインサロンでよくある感じの内容です。
月3,000円というのは、サロンとしては安い方です。中には10,000円を超える会費を取っているサロンもあるので、値段だけで見れば悪そうには見えません。
ただし、「お金を稼げるようになってサラリーマンを辞める」という目的が怪しさ満点じゃないですか。これって、情報商材によくあるセールスコピーと同じですよ。
このサロンの内容なんですが、副業やネットビジネスに関するノウハウが提供されて、それに対して質問もできるようになっていたようです。
これだけ聞くと、普通のオンラインサロンという感じですよね。
でも、このサロンはかなーりダメサロンだったみたいです。
ノウハウじゃなくて精神論
副業やネットビジネスに関するノウハウを共有するということでしたが、実際はただの精神論だったみたいです。
例えば、ブログアフィリエイトのノウハウとして『月に記事を100個書く』というのがあったとして、これってノウハウと呼べるでしょうか?
100という具体的な数字は出てきていますが、要するにたくさん記事を書けということを言っているだけで、ノウハウではないですよね。
もし、「会社の営業で1ヶ月で100件回ろう」とか言われてら、普通は「それは精神論でしょ」って言うと思います。どうして100件なのか、どんなクライアントを回るのか、などなど突っ込みどころが満載です。
オンラインサロンで提供されるノウハウというのは、これと同じレベルのものなんです。
「脱社畜」とか言って散々会社批判をしていた主催者が、サロン生に教えるノウハウが同じレベルの精神論では、絶対に脱社畜なんてできないでしょう。
主催者の機嫌が全て
提供されるノウハウは精神論の塊で、実用性はほとんどないのにも関わらず、サロンの主催者は常に上から目線だったみたいです。
質問はできることになっていましたが、ノウハウを否定するようなことを言うと「もっと努力してください」とか「起業は自己責任」という言葉が返ってきたみたいです。
つまり、批判的な質問や主催者のやり方への疑問は、まともな返信がもらえないということです。
ブログの記事を100個書けって言われて、100個書いてもアクセスがなかったら、質問しますよね?
でも、それは主催者からすれば都合の悪いことなんです。だから、自己責任という感じで責任転嫁されてしまうんです。
TKさんはノウハウに疑問を持っていましたが、SNSで他のサロン生が上から目線で罵倒されているのを見たので、自分からは質問をしなかったそうです。
サロン生の中にはTwitterをブロックされてしまった人もいたようで、サロン全体に批判は許されないという雰囲気が充満していたようです。
結局はファンクラブ?宗教?
TKさんは「このサロンはファンクラブのようなもの」だと感じたそうです。
何か具体的なメリットがあるというよりも、主催者から提供される(効果があるか疑問な)ノウハウをただ実行することに意義があるみたいな感じだったそうです。
う~ん、これって宗教ですよね。
教祖様の言葉を信じてひたすら修行する。効果があるかどうかは言ってはダメ。
もちろん、主催者は宗教っぽくなる雰囲気を作ることにも重点を置いて運営しているんでしょう。
怖い、怖すぎる。
勧誘のやり方がゲス過ぎる
TKさんのようにブラック企業に勤めていて、サラリーマンに嫌気がさしている人には「会社なんて辞めて、ネットで稼ぐ」ことがすごく魅力的に見えてしまうんです。
だから、そこを突かれるわけです。
サロンの主催者がサラリーマンに批判的なのは完全にポジショントークです。彼らだって、わかってやっているということです。
サロンに入ってブログを書いたりSNSをやっても、生活できる程の収入を得られる人なんてほとんどいないのが現実です。
でも、精神的に参っている時って、冷静な判断ができないんですよね。
そして、冷静さを失っているサラリーマンを煽ってサロンに入会させるのが主催者の手口なんです。
これってゲス過ぎるでしょ。
サロンに入って失敗しても、主催者は責任なんて一切負わないですよ。人間のやることとは思えない非情っぷりです。
どんな育ち方をすれば、こんな酷いことを見ず知らずの他人にできるんだって話です。
ブラック企業に勤めている人がやるべきこと
では、ブラック企業に勤めている人はどうしたらよいのか?
具体的には2つの方法があります。
- 転職する
- 我慢する
うん、わかりやすい。
「いや、ちょっと待って」って思う人もいるかもしれないけど、これが現実です。
変な希望なんて持たないで、現実的な選択肢から自分の進路を選ぶしかないんです。
もし、我慢できる程度のブラック企業なら、そのまま勤めればよいと思います。これが一番手間の少ない方法です。
でも、どうしても我慢ができないなら、転職するしかないです。
ただし、転職しても良い会社に巡り会える保証はあまりないですよね。もちろん、良くなる可能性はあるんですが、もっと酷い会社に当たってしまうこともありえます。
副業するなら1人でやろう
どうしてもお金を稼いでフリーランスになりたいって人は、最初は自分だけで副業にチャレンジしてみましょう。
サロンとか塾とか情報商材とかそういうのは、全く必要ありません。
サロンに月3,000円払うんなら、ドメインを取ってレンタルサーバを借りましょう。ドメインは年間1,000円くらいで取れるし、サーバも月1,000円で借りれます。サロンより安いです。
ネットにはいろんなインフルエンサーがいますが、彼らはサロンや塾や情報商材で学んだのでしょうか?
そうではないはずです。
きっと自分で試行錯誤しながら稼げるようになったんだと思います。つまり、結局は自分でやるしかないってことです。
まとめ:ブラック企業を辞めたかったら現実的になろう
「サロンなんかに入っても、なーんもいいことありませんよー」という話を紹介しました。
サロンに限らずですが、世の中には一発逆転のチャンスってほとんどないです。
自分のできることを地道にやっていくのが実は一番の近道だと思っています。
最後まで読んでくれてありがとうございました。