お笑いジャーナリスト『たかまつなな』さんの言っていることが普通の新卒社員並だと思う理由

僕はBLOGOSを結構見るのですが、その中のブロガーにたかまつななさんという方がいるんですね。

たかまつななさんはお笑いジャーナリストという肩書で、株式会社笑下村塾っていう会社での活動とNHKで番組ディレクターをされているようです。

4月にNHKに入社とあるので、正社員として入社されたのだと思います。

それで、この方の記事をいくつか読んで思ったことがあるので記事にしようと思いました。

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新卒社員の嘆き

たかまつななさんの言いたいことって要するに「会社って不自由なんです」ってことなんだと思います。

この方は表現がうまいので文章の説得力はあると思うのですが、とどのつまりはNHKに入社したけど自由に活動できないってことが不満なんですよね。

これってよくある新卒社員あるあるじゃないですか。

程度の差はあれど、みんな新卒で入社した会社で感じる不満だと思うんですよね。

ただし、たかまつななさんは有名な方なので、何か特別感のようなものが感じられるわけです。

客観的に考えれば、たかまつななさんの言っていることは新卒社員のワガママに他なりません。

お笑いジャーナリストを副業で続けたいけど、NHKの仕事もあるから両立が難しいってところでしょうか。

普通に考えれば、副業の許可をもらえただけでもNHKは寛大な会社だなって思うはずなんですけど、「一体何に不満があるんだ」って感じですよね。

日本の常識で考えれば、入社して数ヶ月の新人に特別に副業の許可を与えてやっているだけでもすごいじゃないですか。

たかまつななさんは有名人だからNHKも配慮したんだと思いますが、普通の一般社員なら「お前、何言ってるの?」で一蹴ですよ。

新入社員って大なり小なり会社の不自由さに不満を抱くじゃないですか。

たかまつななさんの不満も普通の新入社員が抱く不満と同じレベルだと思いますね。

自由にはリスクが伴う

たかまつななさんは将来のことも考えて、NHKに籍を置いておきたいんだと思います。

お笑いジャーナリストになったとしても、メディア出演は必須になると思うので、NHKで今のうちにコネを作っておきたいんでしょう。

でも、笑下村塾の社長もやらなければいけないし、NHKも続けたいっていうのは虫が良すぎる話に思えてなりません。

会社にいると好きなことができないっていうのは正しいと思うんですよね。

ただ、それなら会社を辞めて自分の責任でリスクを背負って自由になるべきじゃないでしょうか。

結局は、リスクを背負うのも嫌だし会社に束縛されるのも嫌だしというワガママなんです。

僕もサラリーマンをやっていた頃は不自由が嫌でたまりませんでした。

だから、会社を辞めて自分でビジネスをしているわけです。

こんなの当たり前の話ですよね。

サラリーマンは不自由さと引き換えに安定(毎月の給料)を得ているわけだから、不自由さを許容できないのなら辞めるしかないです。

会社の経営は副業でできるのか?

僕的に一番疑問に思ったのが、笑下村塾の社長というものは副業で務まるのか?ということですね。

もともと笑下村塾は別の人が社長をしてたのですが、その人は病気になったのでたかまつななさんが社長をやりたいということになったみたいです。

ですが、常識的に考えれば社長業って副業じゃ務まらないですね。

僕も一応法人化していて社長をやっていますが、何か別の仕事の片手間にできるものじゃないです。

それに、会社の経営の他に何か別の仕事をやったらスタッフさんからの信用がなくなると思うんですよね。

「あ、この人本気で経営する気がないな」って思われますね。

たかまつななさんの場合だと、NHKの社員が本業で笑下村塾を副業でやろうという話なので、支援してくれる人の理解が得られるのか難しいと思うわけです。

もちろん、表面的には「頑張ってください」って応援してもらえると思うんですけど、人の気持ちなんて本当のところはわかりませんからねぇ。

いずれにしても、副業で社長業というのが緊急事態だったとしても難しいと僕は思います。

感情的な問題

上記の話は道義&理屈よりのお話です。

で、ここからは感情のお話になります。

要するに「たかまつななさんばっかりワガママってどうなの?」ってことなんです。

たかまつななさんのブログでは先輩や同僚に恵まれてみたいなことが書かれていますが、やっぱり本心では「新卒が生意気言いやがって」って他の社員の人は思っていると思いますよ。

で、おおっぴらにブログでいろいろなことを書いたら、社内の人は面白い顔をしないのは当然です。

僕も会社は不自由だと思っていましたが、不満を言ったり、ましてやブログで公開したりなんてしませんでした。
※公開しても殆ど読まれないと思いますが…

ただ、自分で自由にやりたかったから会社を辞めて自分で商売をしてきたんです。

たかまつななさんってエンタの神様も出てたみたいだし、なんか特別意識があるのかなって思ってしまうんですよね。

NHKといっても普通のサラリーマンの集まりなわけで、特別な人が入社したとしても、その他大勢と同じことを求められるのは当然です。

そんなに自分に自信があるなら、辞めて社長をやればいいんです。

「成功者に対する嫉妬だ!!」っていう人もいるかも知れませんが、それも含めての社会じゃないですか。

嫉妬は情けないなんて言ってみても、実際に人は嫉妬する生き物なんだから、嫉妬されないように振る舞うしかないわけですよね。

結局はよくあるパターンの問題

要するに『自由 VS 社畜』みたいなよくあるパターンの話じゃないですか。

僕は2年で会社を辞めましたけど、逆に言えば決断するのに2年間かかったということです。

だから、たかまつななさんもしばらく会社員を続ければ何か結論が出てくるんじゃないでしょうか。

ただし、結論を出すまでのプロセスをブログで公開するのは損にしかならないと思うので、控えた方がいいと思うんですよね。

NHKってかなりの大企業だし影響力も大きいからあんまり自由にやっているといろいろと問題が起きてくるのではないかなと思いますね。

とまぁ、いろいろと言いたいことを書きましたが、印象としては『新卒社員にありがちな不満』ということです。

社畜として生きるのか辞めて自由になるのかという古典的な問題に思えました。

そいじゃ、ばいちゃ。

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