僕は昔アフィリエイトをやっていたということは、別の記事で書きました。
>>僕が副業でアフィリエイトをやっていた頃の話
アフィリエイトで収入があったからこそ、会社を辞める決断ができたんですが、いろいろと考えた結果、アフィリエイトは辞めて別の商売をしようという結論になり、古物商になりました。
会社を辞める時のアフィリエイト収益は給料程度はあったので、そのまま続けていたら今の仕事よりも収入が高くなった可能性も十分にあります。
でも、古物商を取ってからは新規にアフィリエイトサイトを作ることはせず、古物市場に行くようになってからは過去サイトのメンテナンスも止めました。
どうして、アフィリエイターから古物商になったのか?
その理由を書いていきたいと思います。
キーワード探しに疲れた
アフィリエイトって結局はキーワードとSEOなんです。
狙ったキーワードで上位表示できるかどうかで全てが決まります。
ユーザーが検索しそうな検索ワードを予想して、そのキーワードで上位表示させて、自分のアフィリエイトサイトに来てもらって、商品やサービスを購入してもらうというのがアフィリエイトの流れです。
で、そのサイトが稼げるかどうかは、キーワード選びとSEOで殆ど決まります。
どんなにライティングスキルが上手でも、稼げるキーワードで上位表示できなければ報酬にはなりません。
それくらい、キーワード選びは重要なんです。
で、そのキーワード選びなんですが、これが結構疲れる作業なんですね。
ペラサイトだとそんなに多くのキーワードを使えないので、購買意欲の高いユーザーが検索しようなワードを予想してサイト名や記事タイトルを決めますが、これが中々難しい。
一生懸命考えたキーワードでもかすりもしないことも多いし、キーワードは良くてもSEOで負けることもあります。
つまり、無駄が多いということです。
ペラサイトなんて10個作って、1固か2個当たればOKなくらいです。
そういった作業に僕は疲れてしまったんです。
書きたいことが書けない
キーワード選定っていうのは、特にペラサイトでは大事です。
サイトの記事数が少ないので、キーワードの質はかなり重要になります。
でも、ペラサイトではなくブログならどうでしょうか?
ブログは記事をたくさん書くので、キーワードに対してそこまで気を使う必要はありません。
一応キーワードは考えますが、いろんなキーワードを試せるので、結構思いつきでキーワードを決めても、結果的にアクセスが集まって売れたりするんですね。
ただし、ブログだと書きたいことが書けないんですね。
どういうことかと言うと、ブログだと売るための文章を書かなくてはならないので、自分の主張が書けないんです。
売るための文章という点ではペラサイトも同じなんですが、ペラサイトは作成方法がかなりテンプレ化されているのでビジネスだと割り切れるんです。
でも、いろんな記事を書くブログだと、どうしても自分の価値観が入ってきてしまうわけです。
例えば、転職のアフィリエイト記事を書く場合だと、自分のサラリーマンとしての経験もあるから、自分の気持ちとか考えが記事に入りそうになってしまうわけですね。
でも、転職サイトに登録してもらうためには、自分の気持ちを抑えて、サイトへ誘導する記事を書かなければなりません。
これってかなりストレスが溜まると思いませんか?
SEOが虚しくなった
キーワードを決めてサイトを作ったら、次はSEOをかけるわけですけど、これってグーグルとの戦いなんです。
グーグルは検索結果をユーザ視点でより良いものにするために、日々いろんな改良を検索エンジンに加えています。
で、アフィリエイターというのはそんなグーグルと戦って勝たなければなりません。
ちょっと前から、ホワイトハットだのブラックハットだのと言われているようですが、いずれにせよ自分のアフィリエイト記事を上位に出させるためにグーグルと勝負しなければならないということは同じです。
つまりは、結局グーグルを騙しているわけです。
でも、グーグルって地球上で最も頭の良い会社なんで、そんなインチキSEOなんてすぐに見破るわけです。
検索エンジンを騙すために、いろんなサイトを作ったり、わざわざ長い文章を書いたりするのってなんか虚しくないですか?
SEOに勝てればお金になるとはいえ、人の役に立っているとはどうしても思えませんでしたね。
アフィリエイトの将来性に不安を感じた
今まで説明したことをまとめると、アフィリエイトの将来性に不安を感じたというのが最もしっくりくる表現になるかと思います。
売れそうなキーワードを考えてSEOをけかてなんてことが今後も続くとは思えなかったんです。
僕の予想ですが、将来的にはネットの広告はアドセンスになるんじゃないかなと思います。
何故かというと、アドセンスが広告の中で最も健全だと思うからです。
記事に関連した広告を表示するというアドセンスは広告効果も高いし、グーグルのガイドラインもしっかりしているから不正なことはかなりやりにくいです。
つまり、広告主からすると、安心して高い広告効果が見込めるということです。
一方、僕がやっていた成果報酬型のアフィリエイトは、成果を出すためには結構いい加減なこともしなければなりません。
例えば、サプリのオススメランキングなんてアフィリエイターの儲かる順になっているなんてザラにあるし、自作自演のレビューなんてのも普通にあります。
普通に考えれば、このようなことが長続きするはずはありません。
ネットの広告はあまり歴史がないし広告かどうかもわかりにくいので、なんとなく放置されているんだと思いますが、今後健全化が進めば、今までのようないい加減なことはできなくなると思うし、そうなれば稼ぐことも難しくなります。
アマゾン販売で感じた感謝
アフィリエイトって基本的には感謝されない仕事です。
サイトアフィリエイトだとリピーターはいないし、自分のサイトから商品を買ってくれた人の感想だってわかりません。
でも、アマゾンでは出品者に対する評価をつけられるので、それがフィードバックになってモチベーションにつながったりするんですね。
「また利用させてもらいました」なんてコメントと一緒に高評価が付いていたりすると、かなり嬉しいです。
お客さんとの信頼を築きながら、お金を稼ぐ方が精神衛生上好ましいと僕は思います。