
どうも、2015年9月~12月まで日産の自動車工場で期間従業員をしていたので、そこでの体験を書きたいと思います。
当時、僕は30歳で東京から地元の栃木に戻ってきたばかりでした。
就職しようとも考えていたのですが、車を持っていなかったので、車購入の資金にしたくて日産の期間従業員として働こうと思ったんです。
結論から言っちゃうと、ちゃんと貯金できたし、中古ですが車も買うことができました。
期間従業員をしていたのは2015年9月中旬~12月末までなので、3ヶ月半で車を買えるくらいの貯金はできたということです。
期間従業員をする人にもいろいろな事情があると思いますが、読んでくれた人の参考になれば嬉しいです。
期間従業員の面接について
僕は新聞の広告を見て期間従業員に応募しました。
広告に記載されている電話番号に電話すると面接会場に案内されるので、指定された日時に面接会場に行けばOKです。
面接についてですが、常識的な対応をしていれば問題ないです。
はっきり言って期間従業員をする人というのは訳ありな人もいるので、健康面で問題がなければほとんど受かると思います。
面接は日産工場の人事の人がやりました。
普通の面接と同じ対応でOKです。
何回も言いますが、落ちることはあんまりないと思うので、平常心で面接に臨みましょう。
期間従業員の待遇
面接に受かると早速工場に行って働くことになります。
期間従業員は不足気味なので、「すぐに来てください」と言われることが多いです。
僕が働いた工場は栃木工場です。宇都宮駅からバスで30分くらいのところにあります。
期間従業員というとあんまり良いイメージを思い浮かべる人は少ないかもしれません。
具体的にどんな待遇なのか説明していきます。
- 寮完備[寮費/光熱費は無料]
- 食費補助制度[食券(プリペイドカード)がもらえます]
- 時給は1200円[残業代や休日出勤代などは全て支給]
- 福利厚生に加入[厚生年金/健康保険]
まず、期間従業員になると寮に入ることができます。
寮費と光熱費は無料です。期間従業員はお金がたまると言われるのは、これが大きな理由です。
寮は昭和の香りがプンプンしてかなりボロい感じです。
けど、契約すればインターネットは使えるし、テレビもあるので最低限の暇つぶしはできます。
寮の中に洗濯機はあるので、洗濯はできます。
風呂は共用のものがあります。空いている時間を狙っていけば、ゆっくりとリフレッシュできます。
寮には食堂もあるので、基本的には食堂で食べた方が良いでしょう。
僕が働いていたときは最初に30,000円分のプリペイドカードがもらえたので、1ヶ月間くらいなら食費はほとんどかからなかったです。
次は気になる給料の話です。
まず時給は1,200円でした。
8時間労働が基本なので1,200×8=9,600円が基本的な日給になります。
土日は休みなので週5日労働になります。
なので、休まずに働くと最低でも200,000万近い月給になります
さらに、何か問題が発生してラインが止まってしまったときは、残業や休日出勤で埋め合わせをするのですが、それらの手当は法律通りにきちんと支払われます。
1日に1~2時間の残業はわりとあるので、残業代だけで30,000円を超えることもありました。
給料の金額だけだと多くはないですが、寮費や光熱費がかからないので、お金はたまります。
食費を50,000円くらいに抑えることができれば、月に150,000円以上は貯金にまわすことができます。
さらに皆勤手当や満了金もあるので、もっと貯金できます。
あとで詳しいことはかきますが、9~12月の3ヶ月ちょっとで70万以上貯金できたので、1年で200万以上貯金することも可能だと思います。
僕と同期の期間従業員で1000万以上貯金している人もいたので、お金を貯めるということに関してはバカにできない仕事です。
契約している期間は厚生年金にも入ることができるので社会保障も悪くないです。
期間従業員の仕事内容
工場ではどんな仕事をすることになるかというと配属先によって違います。
栃木の工場では作業が4つの工程にわかれていて、僕は車体科という部署に配属されました。
僕の仕事はラインから流れてくるボディを別のラインに下ろす作業です。
非常に単純な肉体労働なんですが、ボディを確認してバリがあれば、ヤスリをかけたりもしました。
※バリというのは溶接の跡で尖っている部分です。
すでに説明したとおり8時間労働になるのですが、途中で休憩があります。

2時間毎に休憩があるんですが、2時間はみっちりと作業をすることになります。
ラインからどんどんボディが流れてくるので、休んでなんかられません。
これは慣れるまでは相当きついです。
僕は最初から3ヶ月だけ働くつもりだったから我慢できましたけど、1年やれっていわれたら途中で辞めていたと思います。
特に最初の1週間はかなりキツイくて、筋肉痛になりながら仕事をすることになるでしょう。
ぶっちゃけ、最初の1週間を耐えられれば、期間従業員を続けていけると思います。
逆に最初で「無理!!」ってなっちゃうと脱落する可能性も高いです。
ただし、途中で辞めるのは全くオススメしません。
期間従業員やってどのくらい貯金できたのか
ということで、肝心のお金の話です。
まずは通帳に実際に振り込まれた金額を見ていきましょう。



- 10月23日:115,523円
- 11月25日:220,937円
- 12月25日:274,946円
- 1月25日:355,880円
- 合計:967,286円
9月分が10月23日に振り込まれました。9月は月の途中から働いたので、稼働日も給料も少なめです。
10月分が11月25日、11月分が12月25日に振り込まれています。
残業時間や休日出勤によって差がでています。
12月分は来年の1月25日に振り込まれました。
僕は皆勤だったので手当がついてたくさんもらえました。
合計で3ヶ月半で967,286円が給料として振り込まれました。
これは社会保障などが引かれた手取りの金額です。
ここから生活費を引いた金額が貯金額になります。
すでに書いたように、寮費や光熱費が無料なので、基本的には食費しかかかりません。
僕は遊んだりせずに貯金していたので、食費以外の給料を全て貯金することができました。
食費が月に50,000円としても、50,000×3.5=175,000円となって、800,000円近く貯金できていることになります。
実際にはインターネット回線代などもかかるので、もう少し減りますが、寮費と光熱費が無料なので給料のかなりを貯金に回せます。
期間従業員が気をつけるべきこと
期間従業員が気をつけるべきことは3つです。
- 体調管理
- 無断欠勤
- 作業中の怪我
まずは体調管理はとても重要です。
風邪などで休むと、休んだ日の給料はもらえません。
稼ぐために期間従業員をしているのなら、絶対に休まないように自分の体調を管理しましょう。
次に無断欠勤はダメです。
欠勤すると当然給料はもらえなくなりますが、無断で欠勤すると社員の人にかなり悪い印象を与えてしまいます。
さらに、無断欠勤が一定期間続くとクビになります。
さらにさらに、無断欠勤でクビになるとブラックリストに載ってしまうらしく、もう二度と期間従業員ができなくなるそうです。
無断欠勤は絶対にやめましょう。
最後に気をつけるべきことは、作業中の怪我です。
僕が働いていたときは、月に1~2件くらいは怪我の話を聞きました。
※怪我の話はミーティングで共有されます。
機械に巻き込まれて腕がなくなった人もいるらしいので、作業中は注意しましょう。
【後悔】これはやっとくべきだったこと
期間従業員ならたくさん貯金できるだろうと思って働いたわけですが、もっといろいろと調べればよかったと思っています。
期間従業員といっても自動車工場だけじゃなくて、いろいろな工場やいろいろなメーカーがあるので、比較検討してもっと条件の良いところで働けばよかったなぁと少し後悔しています。
新聞の広告だけだと情報も限られるので、ネットの求人もうまく活用すればよかったかもしれません。
メーカーや求人によって入社祝い金とか満了金が違うので、きちんと比較検討すべきでした。
期間従業員はたくさん貯金できるのは間違いないので、少しでも条件の良い仕事をネットで探したほうがいいですね。